2013年11月17日日曜日

芸術の香りのする場所

芸術の秋だと本気でぽろりと一人言をつぶやく。
それくらい秋になってからExhibitionによく足を運ぶ。

この前はもうなんだかやってらんない気持ちになり、仕事を早く切り上げ心半泣きの状態で福岡県立美術館へいった。 時々発作のように遠くへどこか遠くへ行きたくなる。震えがでそうなくらいに居てもたってもいられない。
そんな日は本当に遠くへ行ってしまう前に近くにある美術館で心を鎮める。
作品を作りたくても時間がなかったり、集中力が続かなくてスランプになるとこういった事がおこる。毎回同じ事をしている気がする。

芸術の香りがする。  

こないだ心の友が美術館で言っていた言葉。
とてもしっくりくるいい言葉なので記憶しておいた。

その香りを求めてその日も歩き出していた。




福岡県立美術館の「江上茂雄 ― 風ノ影、絵ノ奥ノ光」

100才を超えた画家の作品がどんな感じなのかとても興味があった。一生絵を描こうと思っているので未来の私を覗くような気持ちで見つめた。
アマチュアと言われている作家だが、作品数の総計は20,000枚もあるらしい。
プロでもアマでも、心に触れればプロの作家だと思う。 
特に最近の作品がスキだった。徹底して風景がに取り組んでいて、サイズは小さめだけど十分感動的だった。線と色と。曖昧さが出すその瞬間が気持ちよかった。


もう1つ、とてもインパクトのあった展示
 


福岡市美術館の「アールブリュット ジャポネ」
かなりよかった。江上さんのあとのこれだったので、さらにプロとは?と考えさせられる内容だった。とにかく正直で、意思ががはっきりした、絵を描かずにはいられない感がヒシヒシと伝わる作品達。心が泣いた。もう号泣レベルで。

いい作品=素直な作品 だとお世話になったスイスのギャラリストが教えてくれた。
そうだなぁ。っと思える作品がいっぱいあった。


 福岡も捨てたもんじゃない!
でも展示会場の壁にもっと気を使ってほしい。黄ばんでいて絵が台無しになっている。
もったいなかった、せっかく素敵な作品なのに。。。



また力をもらったので、自分の作品にうちこもう。



ciao ciao