先日雪が積もりました。
今月でスイスへ渡航してから6ヶ月が経過します。
この半年間は淡々と丁寧に?確実に24時間を大切に生きている日々の連続でした。2020年下半期は色々な大きな変化が起こるとは思っていましたが、私の身の回りでもしっかりと起こりました。
個人的には少し遠い所からお祭りを見ているような気分でいたコロナウィルスですが、イタリアの家族が感染してしまい、その存在を身近に感じるような事も先日起こりました。そんな事もあり、生きる事と命が尽きる事を改めて感じていました。
それでもウィルスが憎いとは思えません。いい事もあったと思うからです。これは3・11で私自身の考えが180度変わったのと同じように、個人レベルで覚醒が起きて結果的に世界全体が見直され、いい方向に変わっていっているとも思えるからです。かといって好きではないので、人々がマスクを外しての伸び伸びと生活できる日々が来るのが楽しみです。
何と言っても帰省して友人とたわいもない事を日本語で語りたいですな!
スイスの住まいは、後回しにしていた作業場も少しずつ完成に近づいています。引越しの準備期間から考えると6ヶ月ほど筆を握っていなかったので、ここ数年では一番長い冬眠期間でした。以前は2、3ヶ月経つと気が狂う感覚(エコノミーの狭い座席でシートベルトをしたまま10時間動かないような・・・体が凝り固まった感覚)に陥っていましたが今回はそんな事もありませんでした。
特にストレスを感じずに日々淡々と普通の主婦のような生活を楽しませてもらいました。
そんな様子をみて主人が逆に怖い・・嵐の前の静けさかも、なんて思っていたようです。
毎朝ピラティスと瞑想をしていた事も助けになったと思います。この数年間は瞑想は割とどこでもするように趣味レベルで実践していましたが、いつどこでも0地点といいますか、ニュートラルなポイントに戻るのでやはり効果的です。職場や人混み、移動中、買い物中、どこでもやっていました。他にはどんな効果があったかなぁと振り返ると、今思い浮かぶ点では3つ。
1 感覚が澄んでくる
2 愛が湧いてくる
3 集中力が高まる
あとはお坊さんの本を読んで、思考を停止させる練習もよくしていました。
昔は物事を複雑に考えたりする時期もありましたが、基本的にはシンプルで単純に考えます。
でも思考停止の練習はもっともっと単純で、目の前にある今を感じるだけのことです。
空気が - すんでいる。
山が - たかいな。
壁が - ざらざらしている。
鳥が - たのしそう。
子供の作文のような感覚ですが、大人になると随分考えすぎるものです。この練習をしてみて、あーなるほど。シンプルな思考と自分で思い込んでいるだけで、やっぱり概念が出てきたり、測っていたなぁ私・・とやってみると気づく事があり面白い体験でした。
最近は絵の具と筆で絵を描き出しました。これまでのインプット期間はほとんど森で行ってきたのでやはり自然が関係する作品になりそうです。
さて、街はクリスマスの装飾で気分がウキウキしてきますが明日からロックダウンです。どんな雰囲気になるのでしょう。
ちょっと気が早いですが、皆様良いお年を。
2020年もありがとうございました。
ciao ciao