2014年2月25日火曜日

テテップゥ、そして長太郎

第2回 ホーホーハトブエテテップゥ の展示が終わりました。
21名の佐賀に縁のあるクリエイターの一人として参加させて頂きました。




(Photo by Koichiro Fujimoto)
                  

博多人形といい佐賀の尾崎人形といい。
伝統ある人形に絵を描かせて頂く事はとても新鮮で感慨深い。
好きな場所のこれからに少しだけ携れた気がして嬉しい限り。

最終日には打ち上げに参加。「あうん」という名の古くて小さくて何ともシャレた居酒屋さん。お酒もご飯もとってもおいしかった。出てくる料理の器も必見。
最近私の知らない佐賀がどんどんでてくる。
もっと佐賀に足を運びたくなる今日このごろ。



ciao ciao

2014年2月17日月曜日

鳥を意識すること、しないこと

「想像しなおし」
現状を疑い、別の可能性を模索する態度のこと。  

らしい。

Jan. 5–Feb. 23, 2014まで開催されている福岡市美術館のグループ展のタイトル。
先日観に行った。『狩野哲郎』さんのインスタレーション作品がとても好きになった。

※Webより写真拝借

この部屋に1羽のムクドリが放たれて、自由に生活している




こちらは別展示の写真


小物や空間の使い方。色味。鳥を放つところ。
いろんなポイントで心がウキウキする。

作品集の出版はまだないとの事。今後も観たいと思う作家さんがまた一人増えた。
また狩野さんの別のインスタレーションも見に行きたいな。




ciao ciao




2014年2月12日水曜日

auf dem Weg nach Saga


佐賀への道のり。久しぶりにゆっくりとJRの電車で。作品の搬入が目的。
20年ほど前の私は同じ道のりを半額の料金で思い立った週末に突然一人で旅をした。
祖父母がいる佐賀が心の故郷。小学生中学年くらいから500円玉をみるとこのお金で佐賀まで行けるなぁ と自然に考えるくらいその旅が大好きだった。

駅まで迎えにきてくれた大きな背中の祖父。今は結石で入院中。
でも今でも大きくてかっこいい祖父。威厳は保たれたままの山の男。

何度も何度も一人で来ている佐賀駅。
今回はいつもの出口と反対方向を歩く。その方向には古くて味のある建物が多かった。
この20年。反対の出口から広がる景色を知らなかった。古い街なのに私の中では新鮮。



 大人になった私は誰も迎えにきてくれなくたって他の土地も怖くない。


もっともっと佐賀を知りたいと思う。
素敵な建物が残っているし。面白い事をしている人も沢山いる。
私もいつか祖父母の過疎の村に人を集める事ができれば、そう思った一日だった。



ささぐりむいて一生山女
ケサグリ

私の曾祖母の俳句。生前は俳句の先生だったので墓石にも彫ってある句。
佐賀はに行くたびにいつもワクワクしていた。今まで沢山の友人を山の中の祖父母宅に連れていった。人に教えたくなるモノがそこに有るという事だ。

それはずっと変わらずに今でも有る。
それを共有していける何かを起こしたいなぁ〜  まだふわっとしているけど。

↓祖父母が住む村のサイト。至福の村として紹介してもらって光栄です。
http://chiyanoki.net/dayori.html

Ciao ciao