毎日朝起きて数時間パジャマで団らん→昼ご飯作りながら食べながら団らん・・・
お昼すぎはシエスタ(お昼寝)をして夕方から団らん→夕飯で団らん・・・
の日々を過ごしてた。 とにかくおしゃべりが好きな人々。
それでも祖父母の家族はわりと静かなほうだと思う。
南イタリアのRicciaのお姑さんの親戚達はもっと熱をもって大声で会話するので、喧嘩と日常会話の境目が分からないくらいw
嫌でもイタリア語は習得できる環境なのだ。
なんとなく関西のノリに近いと毎回思っている。
J氏の従兄弟でアーティストのアルマンドに会いに近くと街へ行く機会があった。
彼とはとても気が合うので個人的に仲がよく、3年ぶりに再会できてとても嬉しかった。
遠く離れた土地に愛すべき人が何人もいる事は、ヨッロッパーの生活で得た宝もの。
夜は年に一度5日間夜通し開催されているレゲエイベントにチョコっと踊りに出かけた。
久々にいい音楽を爆音で聞く。イタリアンラスタ達がハッピーな香りを漂わせて揺れていた。とても居心地がよく、気がついたら昔を思い出して前列くらいで踊っていた。
海岸沿いであった事もあり、気持ちのいい潮風が吹いていた。
そんなこんなで大好きな人たちに会い、
美味しいものをたらふく頂き、
イタリアン達の芸人魂を改めて目に焼き付け
ノスタルジーな町並みを満喫しているうちに、
あっと言う間にイタリア→スイスへの移動に日になっいた。
高速を走る事約9時間ほどで、昔暮らしていた街、スイスはChurへ辿り着いた。
まずはサービスエリアのトイレ。掃除が行き届いており、不潔感を感じたことがない。
あとは道路。イタリアは高速でも衝撃で飛び上がる事がたびたび。舗装が甘い。
しかもイタリアンは自分をF1レーサーか何かと思い込んでいる人口が多く、ビュンビュン飛ばすし、シグナルは付けない。運転手は目玉2つでは追いつかないくらい目まぐるしく周りが車線変更してくる。 もちろん事故も多発で、9時間の道中毎回何度も事故現場を見る事になる。それに比べてスイスは道も滑らか、マナーは守るので運転しやすい国だと思う。
国境越えをしてスイスに入った時は、とても安心した。スイスは自分にホームになっているんだと実感。安全で、信頼できる国。清潔で空気も美味しく水が美しい。
住んでいた頃は当たり前だったので気付かなかった「守られている」感覚があった。
Chur(クール)は標高593 メートルの位置にあり、完全にアルプス山脈に囲まれている。
イメージとして箱の底の様な街。それゆえ、大好きな夕日が5年ほどはお預けだった。
ライン川上流があり力強くアルプスの雪解け水が流れている。
それはそれはパワーがもらえる場所。
旧市街は4000年ほどの歴史があるとかでスイス最古の街であると聞いた事がある。
何百年前の古い建物は平然と立ち並び、未だに住居としても人気のエリアである。
三日間しか滞在できなかったChur。でもまだここに住んでいる気がするほど、身近に感じた。最終日はスイスで一番仲良くしてもらっていた日本人の友達の家に訪問。
首都チューリッヒに近くの街にすんでいて、テラスからはチューリッヒ湖が一望できた。
帰国した後にいつの間にやら二児の母になっていた友人はすっかりスイスでの生活に馴染んでいるようで、たくましかった。
将来私がどこに住んでいるかはまだわからないけど、スイスならチーリッヒ付近がいいなっと思っている。さて、10年後の私はどこに住み着いているのか・・・楽しみ。
10日間の旅の記録は以上。
沢山写真をとったので、また恋しくなったらじっくり眺めようと思う。
ciao ciao