2014年2月12日水曜日

auf dem Weg nach Saga


佐賀への道のり。久しぶりにゆっくりとJRの電車で。作品の搬入が目的。
20年ほど前の私は同じ道のりを半額の料金で思い立った週末に突然一人で旅をした。
祖父母がいる佐賀が心の故郷。小学生中学年くらいから500円玉をみるとこのお金で佐賀まで行けるなぁ と自然に考えるくらいその旅が大好きだった。

駅まで迎えにきてくれた大きな背中の祖父。今は結石で入院中。
でも今でも大きくてかっこいい祖父。威厳は保たれたままの山の男。

何度も何度も一人で来ている佐賀駅。
今回はいつもの出口と反対方向を歩く。その方向には古くて味のある建物が多かった。
この20年。反対の出口から広がる景色を知らなかった。古い街なのに私の中では新鮮。



 大人になった私は誰も迎えにきてくれなくたって他の土地も怖くない。


もっともっと佐賀を知りたいと思う。
素敵な建物が残っているし。面白い事をしている人も沢山いる。
私もいつか祖父母の過疎の村に人を集める事ができれば、そう思った一日だった。



ささぐりむいて一生山女
ケサグリ

私の曾祖母の俳句。生前は俳句の先生だったので墓石にも彫ってある句。
佐賀はに行くたびにいつもワクワクしていた。今まで沢山の友人を山の中の祖父母宅に連れていった。人に教えたくなるモノがそこに有るという事だ。

それはずっと変わらずに今でも有る。
それを共有していける何かを起こしたいなぁ〜  まだふわっとしているけど。

↓祖父母が住む村のサイト。至福の村として紹介してもらって光栄です。
http://chiyanoki.net/dayori.html

Ciao ciao

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