まだ3ヶ月しか経っていないのかー、といった感じの3ヶ月目を過ごしています。
先週からグッと冷え込んでアルプスの山々は雪化粧を始めたので
私はバタバタと荷物の中からコートとマフラーをを引っ張り出しました。
毎日をよく見つめて、よく感じて生きています。
以前住んでいるので驚く事はないのですが、より客観的に文化の違いを再認識しています。
今回はドイツ語の感覚を取り戻すためにすぐに現地の友人を作り、沢山ドイツ語を話そうと決めていたので、到着した週にすぐ言語交換パートナーを見つけるサイトへ登録しました。
最近数名にお会いしてみて楽しかったので、続けて行こうと思います。
また主人の友達と会う時もみんながスイスドイツ語を話す中、崩れたドイツ語ですが自分から沢山話す様に心がけています。
頑張っているほどでは無いですが、日本語だったら今言うなーと思う事は言う様にしています。そうする事で周り人が私の言語レベルをなんとなく分かってくれて、自然とスイスドイツ語からドイツ語に切り替えてくれます。(スイスドイツ語とドイツ語はおそらく関西弁と標準語くらい違いますw)
また助かるのが、思い切り間違ってもヨーロッパ人はそれを嘲笑ったり、幼稚に思う感覚があまり無いので間違いを気にせずに話せます。
そういった時のこちらの人々の対応は日本に比べると紳士的でかっこいいなぁと思います。
間違いを笑うのは日本独特の文化だと昔から思っています。
悪気はなくても根付いていて、私も主人がまだ片言の日本語を話している時はなかなか抜けなかったのでよく分かります。
他の面でも海外の人々からすると日本人はとても奇妙な人々に映る様です。
昔、日本に住んでいるイギリス人の友人に「日本人は世界的に見てすごく奇妙な性質を持っている事を自分たちで分かっているのかな?」と聞かれた事がありました。
私は「私は自覚しているけど、おそらく日本の外からこの国を見た事がない人は分からないと思う。」と伝えました。
欧米人からすると理解不能な風習も多く、独特な忖度ルールもあったりで戸惑うのです。
また島国ですしその昔に鎖国も長年していたせいか、混血の確率が他国に比べてとても低くその独特な感覚はずっと保持され続けています。
これからまたオリンピックが開催されて外国との接点が増えたり、ネット社会の進歩で今の時代に合わなくなってきている風習は自然に消えて行く気もしています。
例えば全体の空気を読みすぎたり、同調して安心感を得る感覚。
正義感と嫉妬心が高まりやすい国民性。
テレビを長年持っていないので見ていないですが、実家などで見るとこういった独特な特性が目まぐるしく画面から出ています。日本はテレビを信じる人が多く、純粋な人が多い国だと思います。
欧米は多民族国家が多く多様な人間性と思想が共存しています。
そういった状況が当たり前だからか、少し物事を疑いながら生きる癖がついていると思います。もちろん安心安全度が高い日本は誇りですが、深いところでの感覚の距離は諸外国とまだまだあると思います。
さて、3ヶ月後の変化はなんでしょう?
1. ホームシック来たる!(特に主人がひどく福岡を恋しがっている)
2. バーやカフェに出かけておしゃべりする友人ができた
3. 会いたかったスイスの友人たちに再会できた
4. 絵を描き出した
こんなところです。
ホームシックの日は唐揚げを揚げたり、にゅう麺をすすったりして解消?していきました。体内から解消するって結構効き目がある気がしました。
もっと和食を上達したいものです。
でも遠い国から日本をまた見つめる機会ができて、良かったとも感謝しています。
福岡という土地が大好きなのでいつでも帰りたいですし、主人も同じ気持ちなのですが、折角与えられた機会なので思う存分にここでしか体験できない事をやってみたいです。
寒い寒いスイスの冬ももうそこまで近づいてきています。
今年は久しぶりにソリをしたいと思っています。
ciao ciao.
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