2014年9月6日土曜日

幸せを願う。

スイス時代に仲良くしていたメキシコ人のアーティストがいた。
彼女とは特別な関係で、ずっと昔から知り合いだったように気が合った。
喧嘩というわけでは無いが、ちょっとした行き違いとかお互いのプライベートな状況が絡み合って疎遠になった。 

そんな彼女から数年ぶりにメッセージがきた。

昔の二人の写真をアトリエで見つけたという。
気になって私のHPを見て、今は日本に居る事。作品を制作し続けている事を知ったようだった。

出会ったころから私の作品をいつも褒めてくれて、相変わらず好きだといってくれた。
実は私も彼女のHPを思い出しては見て、元気にしているな。とか
作品が明るくなってきて良かったな。とか勝手に思っていた。
彼女が制作を続けている事が私のやる気にもなっていた。

繊細で感情の固まりの様な人だった。
笑顔がとても暖かくて愛情深いのに、一方で地獄から世の中を見るような顔をしていた。会うたびにその表情は違っていた。
戸惑う事もあったが、それはそれで面白いとも思っていた。
そういえばあの頃の私は今まで以上に感情的で、何かが移っている気さえした。
いいのか悪いのか。それはよくわからなかった。



きっと何気なく思い出したのだろう、変なやつと仲よくしてた事を。

「i just wanna said Hi!」

それだけでなんだか長い間つっかえていたモノがとれた気がした。
ありがとう。






写真:スイスにて



ciao ciao

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